12時前に起床。シュージがちんたら風呂入ってるせいで13時までホテル延長。ちゃっかり自分も熱々の風呂へ。少々飲み過ぎた感があり、前回の札幌(飲み過ぎて全然声出ない事件)みたいになってはいかんとアルコールを汗と共に流し出すも7時間前に胃袋に納められた山岡家だけは流し出せず。13時過ぎ、キッケンカー到着。腹が減っては戦は出来ぬ、舌鼓を打ちに恒例の回転寿司トリトン!佐藤は本気を出しすぎて3000円超。
腹ごしらえ後、そのままスピリチュアルラウンジへ直行し15分も走らぬ内に到着。
初めてのハコに緊張しながらシガレットリハが終わるのを静かに待っているとキッケンが颯爽と登場。
ちょっと弾かせて欲しいというので弾かせたら心なしかギターの鳴りが悪くなったような。きっと気のせいだよねキッケン!静カニのリハを終えたあと、ふざけてマオにソロ時のアー写を撮ってもらったり一緒に何か実験的なバンドやりたねーなんて他愛のない会話をしつつ会場オプーン。
最初はsea sui。東京でおそらく一度観たことがあるのだけどどこで観たのか正確に思い出せず。武田さんが歌う詩は懐かしさを抱えたとても純粋なPOPソング。新曲のコーラスワークが素敵で聴いていて気持ちが良かった。
次に46°halo。ドラムの岡崎さんは以前シガレットでサポートしていたのを都内で2度観ただけなんだけど、楽しそうに叩くドラムは個人的にツボ。それも相成ってかドリーミーなサウンドを醸し出していた。新保サンのギターの音量もフレーズも絶妙な位置にいてずっと見入ってしまった。
3番手は我々静カニ。
新曲A→新曲D→slow sign→isotope→idea→step forward
という曲名すら決まっていない、勿論音源化すらされていない曲をやったのだけどこのセットの流れが自分たちにとってちょうど良い。sleep codeで助走するような入り方や新曲Aのようにいきなりモチベーションを上げる入り方、気分によって2通りの選択肢ができたことは非常に大きい。初めてのハコにも関わらず、とても演奏しやすく歌いやすい場所。たった二日間だったけれど、今晩が札幌でシガレットケースと共に演奏できる最後のステージなのだと思ったら感情が高ぶり過ぎてしまいライブ中に感極まって涙してしまった。step forwardの最後のDコードを弾き終わり、ふと最後に舞台袖を見ると蝦名さんが。肩を叩かれながらステージを降り、その後数十分は放心状態だった。
嬉しいことにMIND WARPのメンバーや、音源をディストロしていただいたBERLiN recordsキリモトさんが観に来てくれていた。シガレットや闇鍋が都内に来たときに一緒にいたんだという美味しいカレー屋を教えてくれた方、演奏を終えたあと声かけていただいた方々の言葉がとても心に響いた。「良かったです」ただその一言が我々の未来を変える。
外での談笑を終え会場に戻ると水玉さがしが既に始まっていた。と同時に一瞬で惹き付けられ、もう完璧としか言い様が無い鉄壁の演奏と素晴らしく綺麗な声。スピーカーの前で目を綴じ、聞き入っているとフルートの音が。一体誰が演奏しているのだろうと目を開けると誰もフルートを演奏していない。一瞬??となったがその正体は実はよしこさんの肉声だった。salyuのライブを観て以来、こんなに女性の歌声で高揚したことは無い。自分もこんな風に歌えたらとおこがましい気持ちを抱きながらあっと言う間に演奏終了。玉置さんがフルアコを弾いていた曲がとても素敵だった。
最後はいよいよシガレットケース。161倉庫のときよりもダイナミクスがくっきりとしたライブ。トゥモロの身体の底から吐き出されるような歌声や高橋君の内なる魂を爆発させたような演奏スタイル、新保サンのこれまた丁度良いアレンジがシガレットケースの雰囲気を十二分に醸し出しており、自分もギターを弾きたいという気持ちを抑えるのにとにかく必死だった。1曲1曲熟知しているだけあって身体の芯が温まり、ディストロして本当に良かったと思えるライブだった。個人的に彼女は30代40代になっても音楽を続けていて欲しい。ベースを弾く姿が本当にかっこいいのだから。
すべてが終わると恒例の打上げ。会場名は失念。
啓詩君と闇鍋の今後の動向を話しながら呑む。彼らにはまた是非とも都内や横浜に来て欲しい。その時には正式なベーシストが決まっていることを心から願う。乳首芸のパイオニア、合月君でも充分なんだけど。
この日、ハイボールの微炭酸が本当に微炭酸すぎてピッチャーだと2/3も減っていないのにウィスキー水割りになってしまい至極残念。ワインに切り替え。こういうときのワインは確実に酔えて良い。そもそも酒なら種類にあった最低限のクオリティさえあれば正直なんでも良い。俄に酔い始めてきたところで水玉さがしの方々と談笑。ザキさんやボブさん、たまきさん、水玉よしこさんがめちゃくちゃ良い人たちで一瞬にして虜に。このとき、よしこさんたちに貰った言葉でどれだけ救われたことか。その話はまた後日。トイレに立つと札幌で仕事に来ているという日本語が若干達者な外人さんと遭遇。なんとなく音楽の話になり、Gibson使ってると言ったら、自分は手が小さいからFender使ってるんだよと手を合わせフレンドリーな雰囲気に。彼と別れたあと、会場を出発することになったのでタクシーでミートの家へ。しかしすぐに鞄を忘れたことに気づき、再び店。そういえば佐藤に借りた充電器もスピリチュアルに忘れてしまったことを思い出す。
気を取り直し皆でミートの家へ。到着するとゆきをさんが美味しいつまみを用意して待っていてくれた。明日はいよいよKill in 3℃,was,Amusica'との再会。札幌atticに胸膨らませこの日はこれにて就寝。
※水玉さがし、たまきさんのブログから勝手に拝借させていただきました!